交通事故の過失割合に不満がある場合
1 過失割合について弁護士に相談を!
交通事故に遭い、相手方保険会社から過失割合の提示を受けたところ、提示を受けた過失割合に納得できないというケースは非常に多いと思います。
そのような場合には、弁護士に相談し、適切な過失割合はいったいどのような数字になるのかといったアドバイスを受けた方が良いです。
というのも、過失割合は、物損(自動車の修理費等)の賠償金額のみならず、人損(治療費、休業損害、慰謝料等)の賠償金額についても影響を及ぼす重要な要素だからです。
また、損害額が高くなればなるほど、10%や5%の違いであっても受け取れる賠償金額に大きな差が生じることになります。
そのため、過失割合に納得できない場合には相手方の主張を鵜呑みにせず、弁護士に相談することで適切な賠償金額を獲得することが期待できます。
2 過失割合の評価の仕方
昨今では、事故類型をインターネットで検索することによって、大まかな過失割合を把握することができます。
しかしながら、事故状況は個別の事故によって様々であるため、実際に起きた事故の状況を詳しく分析したうえで過失割合を導き出す必要があります。
また、その際には、同種事故の裁判例がどのような過失割合を認定しているのかといった点についても調査をする必要がある場合もあります。
そのため、一般の方が適切に過失割合を評価することは中々にハードルが高いものと思われます。
3 過失割合の交渉は弁護士にお任せ!
上記のように適切な過失割合を導き出したとしてもそれで終わりではなく、相手方保険会社に対して導き出した過失割合を主張する必要があります。
当然、相手方保険会社は相手方に有利な過失割合を主張し、当方の主張を退けようとしてくるため、いかに法的に説得的な主張を行えるかという点が重要になってきます。
また、そもそも示談交渉の場で話し合いがまとまらない場合には、訴訟等の法的手続きを利用し、裁判所にいずれの主張が妥当なのかを判断してもらう必要も出てきます。
相手方から納得できない過失割合を提示された際には、まず弁護士に相談することをおすすめいたします。
玉突き事故における過失割合について 損害保険会社からの治療費の打ち切り