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交通事故被害相談@大阪

自転車の飲酒運転と交通事故

  • 文責:所長 弁護士 大澤耕平
  • 最終更新日:2025年3月6日

1 自転車の飲酒運転

懇親会や飲み会の帰り道、会場や最寄り駅から自宅までの間を、自転車を使って帰ったことがあるという方は、少なくないのではないでしょうか。

中には、車の飲酒運転には気を付けているけれど、自転車だと気持ちが緩んでしまうという方もいらっしゃるかと思います。

しかし、たとえわずかな距離を自転車で移動する場合であっても、飲酒運転をすることで様々な危険やリスクがあることを知っておく必要があります。

2 自転車の飲酒運転のリスク

自転車は道路交通法上「軽車両」という扱いになっており、自動車と同様、道路交通法の対象に含まれています。

そのため、当然ですが、道路交通法に違反すれば罰則の対象になります。

参考リンク:警察庁・自転車は車のなかま~自転車はルールを守って安全運転~

また、令和6年の道路交通法の改正により、これまで自転車は対象外だった「酒気帯び運転」も新たに罰則の対象とされました。

自転車による交通事故への罰則も強化されていますので、「自転車だからいいだろう」と考えるのは危険です。

参考リンク:政府広報オンライン・2024年11月自転車の「ながらスマホ」が罰則強化!「酒気帯び運転」は新たに罰則対象に!

3 保険上のリスク

飲酒後に自転車を運転した場合に事故を起こしてしまうと、たとえ保険に加入していても保険が適用されない場合があります。

その結果、加害者が自己負担で損害賠償額等を支払わなければいけないという事態も生じかねません。

4 自転車であっても「飲んだら乗るな」を徹底

このように自転車の飲酒運転には相当のリスクがあります。

「飲み会の場所が家から近いから」「普段、駅から自宅まで自転車で移動しているから」などの安易な理由で、お酒を飲んだ後に自転車に乗ってしまうことは、上記のリスクを考えると絶対に避けるべきです。

大阪のように、路線が整備されている地域では特に最寄り駅から自宅まで自転車通勤をしているような場合も多いかと思いますが、やはり飲んだら乗るな、を徹底するべきであることは間違いないでしょう。

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